気になる気になる広告日記

主に気になる広告について書くブログ。広告業界で働かれている方、広告業界を目指されている方の参考になれば幸いです。

ベッキー「あたらしい服を、さがそう。」(宝島社)の広告を考える

ベッキー「あたらしい服を、さがそう。」宝島社@2016年9月29日 日本経済新聞朝刊 (22-23面)

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不倫騒動でバッシングを受けたベッキーさんの新たな出発をイメージさせる広告です。

私は普段新聞をとっていないのですが、たまに売店で日経新聞を購入したりします。ただ今回は朝スマホでニュースを見ていたら、こんなニュースが出ていて興味を持ったので購入しました。

ベッキー“裸一貫”の覚悟 宝島社の新聞広告に登場 (オリコン) - Yahoo!ニュース

最初からこの広告は話題にしてもらうことを大いに狙っていたようで、例えばこのオリコンの記事は当日の午前2時に配信されています。つまり本当に朝刊を見て書けるはずの記事ではなく、おそらく広告代理店側から「29日の朝刊にこういう広告を出すから、みなさんよろしければPRのほうよろしくお願いします」って感じで事前にネットニュース系の各社に連絡していたのだと思われます。出元から送られてこないと使えるわけないデザインの元データも掲載されていますし、29日の朝にネットが話題になっていたのは狙い通りのようです。

またこの広告は他にも仕掛けがたくさんあって、「長髪だったベッキーが思い切った短髪にする」「清純派だったベッキーが上半身裸になる」等、単にベッキーさんを起用するだけでは得られない話題の火種を意図的に作り出しています。日経新聞の見開きのカラーなんて媒体費だけで3000万〜4000万ぐらいするでしょうし、このあたりは徹底して設計してるのでしょうね。

宝島社は1998年1月3日に全国紙に掲載した「おじいちゃんにも、セックスを。」に始まり、企業広告として挑戦的なものを出し続けてきています。このあたりは以下の記事にまとまっていますね。

「おじいちゃんにも、セックスを。」宝島社の広告が人生観が変わる程アツい。 - NAVER まとめ

ベッキーさんは現在賛否両論の人になっていて、起用の仕方が非常に難しかったと思いますが、ただそれも宝島社だからこそ出来たことなのでしょう。出す側の狙い通りだと分かっていても、誰かに話したくなるワクワクする広告です。