ささささの日記

日本海海戦より二百三高地派

「3分が来た。」FINAL FANTASY XV ×カップヌードル コラボCM&ポスター

「3分が来た。」FINAL FANTASY XV ×カップヌードル コラボCM&ポスター

CM

ポスター

ファイナルファンタジー15

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カップヌードル15)

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キャンペーンサイト

日清食品とスクエアエニックスの両社の本社が、同じ東京・新宿にあり徒歩3分で行ける距離という「ご近所のよしみ」で実現した(?)コラボレーション企画。

特にCM・キャンペーンサイトを見ていただけるとわかると思いますが、日清食品が行うプロモーションのパターンとして特に色濃く出ている要素は、主に

①とにかく、カッコよくふざけきる

②ボケを自分で回収しない。

の2つかと思います。今回の動画もふざけているのですが、一方でファイナルファンタジー特有の世界観に、無駄に「ちゃんと」溶け込んでいる、つまり本気で作り込まれている「カッコよさ」も感じられるところが今回の動画の肝かと思われます。(ボケだからって、決していい加減なことはしないのです)また、ファイナルファンタジーの世界観にカップヌードルを登場させることは、いわゆる「ボケ」であるにも関わらず、その面白さを説明するいわゆる「ツッコミ」的な部分は皆無です。その役割は、おそらくSNS上の生活者に求めているのだと思われ、ツッコまれることで、SNS上での話題化につなげたい戦略なのだと思われます。

参考までに、これまで紹介した日清食品の事例の中でも、上記の要素に当てはまるものを紹介しましょう。

参考例1)侍ドローン猫アイドル神業ピタゴラ閲覧注意爆速すぎる女子高生 

こちらも、ふざけきっている一方で「カッコいい」という要素も両立させている良い例です。

参考例2)ドリップカレーメシトウキョウ

 

こちらもスタイリッシュに、カッコよくにふざけきっている良い例ですね。しかしこれだけボケているのに、このボケのおかしさを示すくだりは一切なしです。ツッコミの役割を、生活者に求めているためです。

日清食品は若者をターゲットとした企画として、お手本のようなプロモーションを次々と仕掛けてきますね。見る側、1生活者側としても毎回楽しませてもらえます。