ささささの日記

日本海海戦より二百三高地派

「元カレが、サンタクロース。」 なんぼや 交通広告

 「元カレが、サンタクロース。」 なんぼや 交通広告

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画像元:http://mag.sendenkaigi.com/brain/201508/special-issue-01/005737.php?utm_campaign=so_log_br20161218:

ブランド買取店の「なんぼや」が昨冬展開した電車内広告。秀逸なコピーとわかりやすいインフォグラフィックスのデザインが光り、2週間で約2000件もの関連ツイートで話題を促進したという事例です。まだ知名度的に全国区でないと思われる「なんぼや」が、何をやっているお店なのかも一発でわかる広告ですね。

しかし中でもやはり抜群なのはコピーです。「元カレが、サンタクロース。」これは今持っている元カレからのプレゼントを売ることで、「新たに自分の欲しいブランド品を買えますよ」と、生活者メリットをしっかり示しているわけです。他の多くのブランド買取店は「高価買取」というポイントで生活者メリットを示すことが多いので、この点でまずこの広告は勝負する土俵を変えています。またこのメッセージを送りたいターゲットについても「元カレ」などの言葉でハッキリと示されています。なんと言ってもこれらを踏まえた上での最後の表現の部分が松任谷由実さんの「恋人がサンタクロース」という名曲のパロディであることですね。これは単純に笑えます。

ターゲットと勝負する訴求ポイントがしっかりしている上での、パロディ表現。全部揃った上での秀逸なコピーなんだと思います。