木の枝で毛を表現 ドイツ「Tondeo」のアンビエント広告
木の枝で毛を表現 ドイツ「Tondeo」のアンビエント広告
画像元:http://www.ibelieveinadv.com/c/index.php:
ドイツ「Tondeo」は鼻毛、耳毛用トリマーメーカー。木の枝を活用して、伸びた鼻毛や耳毛を表現し、「3D」となっています。
設置場所は公園の柵だそうで、これもそんなに目立つところではないのですが、インパクトは絶大ですので話題性喚起につながります。バカバカしいようにも見えますか、シンプルで秀逸なアイディアです。
「メトロ新宿大豆 BAR」コンセプトショップ メトロ新宿駅
「メトロ新宿大豆 BAR」メトロ新宿駅
画像元:http://news.walkerplus.com/article/91496/:
丸ノ内線新宿駅に現れた、大塚製薬「SOY JOY」のコンセプトショップ。道行く新宿のサラリーマンやOLに健康を届けるというコンセプトで、11月1日(火)から11月30日(水)の期間限定での展開のようです。
これもプロモーション展開の一例ですね。商品自体はその辺のコンビニでも行けばどこでも買えるので売っていることそのものに意味はそんなにないのですが、今までコンビニで見ても買ってくれなかった人が、こういう「都会のオアシス」的な内装を見て「ちょっと買ってみよう」と思ってくれる可能性をつくることはできます。一度買ってくれたら、またコンビニでも買ってくれますからね。。。
座席のトレイを活用 スノーボードのアンビエント広告
画像元:http://www12.atpages.jp/gyakunejin/tag/ambient-ad/page/3/:
マレーシア航空の機内トレイにて展開された広告。自分の足がスノーボードをしているように見えます。トレイのようなあまり広告メディアとしては活用されないものでも、アイデア次第ということですね。
一応補足しておくと、このトレイの広告はせっかくしっかりトレイにシート貼りしても、1つあたり乗った人1人にしか訴求出来ず、リーチが全く稼げない微妙な展開かもしれません。ただ、「話題性喚起」ということに焦点がありますね。
実現はされていないようですが、こんなアイデアもあるようです。
画像元:http://esto-web.com/blog/e860.html?PHPSESSID=50479243554d193410df21c07fa34067:
「壁のヒビ割れ」を活用 iPhoneの故障時交換サービス訴求広告
「壁のヒビ割れ」を活用 iPhoneの故障時交換サービス訴求広告
画像元:http://adgang.jp/2016/11/134813.html:
インドの企業が実施した、街によくある壁のヒビ割れをメディア化したアンビエント広告。
アイディア先行型の秀逸な広告ですね。テレビCMというメディアがあって、どんなCMをつくるか考えるのではなくて、メディアの使い方も含めてフラットに考えているからこそ出来た広告なのだと思います。
インドの広告とのことですが、日本でもすぐに真似できそうな広告ですね。
「FINAL FANTASY XV(FF15)」Amazonの箱を活用した広告
「FINAL FANTASY XV(FF15)」Amazonの箱を活用した広告
2016年11月29日発売の「FINAL FANTASY XV(FF15)」のプロモーション広告。Amazonの配達用のダンボール箱が破れて、中にゲームが入っているように見えます。
本当に破れているかのように見える、凝ったデザイン。箱は数量限定でランダムで配送されるそうですが、届いた人がTwitterなどに画像投稿することでその投稿がリツイートを呼び、かなりの単なる個数以上のプロモーション効果を発揮している模様です。
これも以前、ヨドバシカメラ吉祥寺の広告でも紹介した、アンビエント広告の一種ですね。プロモーションは本当にアイデア次第なのだと、痛感します。
「LANDMARK Bright Christmas」特殊カットの中づり 三菱地所
「LANDMARK Bright Christmas」特殊カットの中づり 三菱地所
中づりポスターの下の部分が特殊カットされている広告。こういう手法は目にとまる確率はグッと上がりますが、お財布との相談ですよね。
この手法だと、印刷費がグッと上がることはもちろんのことですが、掲出料金も、片面だけでなく両面やらないと意味がないので2倍になります。なおかつ、特殊展開なので掲出料金に10%なり20%なりのプラス料金もかかることが予想されます。シンプルに見えて、結構上乗せしないと出来ない手法なのです。
ただ目にはつくのですが、下のキャラクターが一体何なのかは、謎。。。
ヨドバシカメラ吉祥寺 バスラッピング アンビエント広告
画像元:http://takeshiba.blog.so-net.ne.jp/2008-07-17
ヨドバシカメラ吉祥寺のバスラッピング広告。カメラのレンズ部分がタイヤに合わせてデザインされています。こういう広告をアンビエント広告と言いますね。アンビエント広告は、通常のメディアを使った広告と違い、普段広告メディアとして認識されていないスペースなどを活用して、斬新だったり奇抜だったりする使い方をする広告のことを言います。
この広告でも、「バスラッピング」という広告メディアにおいて、タイヤなんかは普通邪魔でしかないのですが、うまく活用してタイヤ部分も広告スペースの一部分として成立させていますね。少々古いようですが、良いアイデアの広告です。