BEER TALK キャンペーン
BEER TALK まど上ポスター
キャンペーンサイト
広告主は誰かと思ってよく見たら、「ビール酒造組合」というところ。どんなところかと言うと、サントリー・アサヒ・キリン・サッポロ・オリオンのビール5社で昭和28年に設立された特別認可法人のようですね。ビールが傾向として売れなくなってきている時代において、業界全体の底上げを狙った広告のようです。
キャンペーンサイトでは「百聞は一杯にしかず。」「本音を引き出すツールとして、何千年もの実績があります。」などビールに関わるいろいろなコピーを見ることができます。その他もスペシャルムービーやコラボソングなど。
自分の周りでも、ビールを飲まない人は本当に増えたなと感じます。ビール離れとして若者ばかりがクローズアップされていますが、オジサン達も糖質やらプリン体やらいろいろ言って一杯目からハイボール飲んでたりもします。これだけのキャンペーンをやるということは、それだけ現状に危機感を感じているということなんでしょうかね。
雑誌の中づり広告について
雑誌の中づり広告。かつてはいろんな雑誌の広告が電車内を彩ったが、現在は出版不況で多くの雑誌が中づり広告を見送っている状況である。みなさんも最近電車に乗ると、下世話な見出しで興味を引く雑誌広告を最近見なくなったな〜と思うことはないだろうか。現在でも出し続けているのは資金力のあるところのみである。
文春
プレイボーイ
最近見るのはこの2紙ぐらい?あとは
ゼクシィ
月刊誌ということで、2日間から掲出の中づりではなく、1ヶ月から掲出のまど上広告ですね。
あとはもうあんまり見ないような…?代わりによく見るな、と思うのは、スマホゲームの広告だったりします。(モバイルストライクとか…)
人間の可処分時間の使い方がそれだけ変化している、ということでしょうか。(広告は時代を映す鏡、なんて言いますが…)
「Life is electric」パナソニックCM
「Life is electric」パナソニックCM
Life is electric テレビCM120秒【パナソニック公式】 - YouTube
生活の中に存在する電気を、目に見える形にしてみようというもの。例えば"ハムスターが回し車で作ったかわいい電気"や、"チアリーダーが運動して作った電気"。これらを、パナソニックの商品である「エネループ」に充電して、販売するというもの。
素晴らしい発想ですね。こういう価値の転換をされると、たとえ電気自体はほんのちょっとしか入ってなくても"ハムスターが回し車で作ったかわいい電気"の方が、普通の満タンの電池より買いたくなったりします。多面的な物の見方の、新たな見方を教えくれていますよね。
この動画は国際的な広告賞であるカンヌライオンズでもデザイン部門のグランプリを受賞したりしているみたいですね。カンヌ行ってみたい〜
川崎フロンターレ 稲田堤駅ボード
首都大学東京 まど上広告
この時期、電車に乗るとあらゆる大学のオープンキャンパス告知が見られます。その中でも、やっぱり広告出稿量の多いところ、つまりは「よく見る」広告の大学は、傾向として受験生集めに苦労しているという現実があります。例えば、早稲田大学や明治大学の広告は、ほとんど車内広告に出てこないのです。すでに知名度・人気ともに高い大学は、車内に広告をポンと出すなんて、焼き尽くした野原に手榴弾を投げ込むようなもので、さしたる意味がありません。資金力のある総合大学で、またこれらの大学に追随しなければならない大学ほど、まだ焼き尽くしがいがあるということで、出稿量が多い傾向です。
そんな中で、首都大学東京。総合大学で、国公立。人気もありそうですね。そもそも国公立の車内広告自体あんまり見ないです。予算で年に2発ぐらいは、とか決まって出してる感じでしょうか?あんまり見ないなと思ったので、今回はピックアップ。
しかし、この広告のコピー。
「東京都が設置した唯一の公立総合大学」
いやあ、なんともフツー…というか、そのまんまですね。でも、これでいいのだと思いました。「東京都の公立総合大学」。このスペックだけで十分なのです。素晴らしいスペックなのだから、無理にひねる必要なんてありません。素晴らしいスペックは、そのまんま直球で、ねじ伏せられるもんだと、最近再認識してます。