ささささの日記

日本海海戦より二百三高地派

神奈川県 海岸ごみ「ゾウ×575」まど上広告

神奈川県 海岸ごみ まど上広告@東海道線

f:id:sax5:20160811220522j:image 

@小田急

f:id:sax5:20160809093730j:image

キャッチコピー

「ゾウ×575」

毎年集まる海岸ごみは、ゾウ575頭分にもなるんだという訴求。シンプルでわかりやすいですが、これで"人が動く"のかどうかって言ったら、微妙な気がする。

だって普段から海岸にごみを捨ててる人たちに、「ごみがゾウ575頭分にもなってるんですよ!」って言ったって、「だから?」となりそうです。「それ、自分に関係あるの?」って。それどころか「そんなにいっぱい捨てられてるなら、オレらも別に捨てていいんじゃね」とか思っちゃいそうですよね。部屋が汚い人に、「部屋がこんだけ汚ないぞ!」と言ったって、多分片付けないだろう、というのと同じことだと思います。だったらもっと見る人目線まで落とせるコピーの方がいいんじゃないか、とか。例えば、同じ「ごみがゾウ575頭分」と言うのにしても、後ろに

「この量のごみを片付けるのに、みなさんの税金が毎年〜千万円使われています」

とかまで行けば、見る人目線まで落ちるんじゃないだろうか、とか。もしくは、

「この量のごみが、海岸にたくさんのハエなどの害虫を呼び寄せています。」

とかまで行くと、しっかり見る人の"デメリット"として伝わるように思います。単純に「ごみがゾウ575頭分」だけ言われても自分に関係のある話なのかどうなのか、どうしても判然としないように思います。

また、方向性は違いますが、

「海岸カメラがWEBで公開中。ごみを捨てる人の顔もバッチリ映っています。」とか、

「『#ポイ捨て発見』と呟こう!」とか、

ネットを活用してゴミ捨て犯の「どうせバレないからやってもいいだろう」的心理を排除してみるのも有りかもしれないですね。