ささささの日記

日本海海戦より二百三高地派

「アプリはつながるどこまでも」鉄道公式アプリ 連携サービス 告知まど上ポスター

「アプリはつながるどこまでも」鉄道公式アプリ 連携サービス 告知まど上ポスター

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JR・メトロ・東急の各鉄道会社の公式アプリの連携サービスの告知広告。一体何が連携したのか、どういうところが便利なったのかはこの広告ではわかりませんが、とにかく「3つのアプリをまとめてもってると、とても便利です。」と書かれています。

鉄道各社は最近こぞってアプリの開発に乗り出してきています。公式アプリは具体的に何が便利かと言うと、電車が遅延した際に遅延した電車が今どこを走っているのかがわかったり、駅の構内図や設備が表示できたり、路線によっては電車内の温度や混雑度までわかったりもします。通常の乗換案内などのアプリに比べ、公式ならではの強みを活かしたサービスが受けられるわけです。

ただなんでまだ主流じゃないかって言うと、所詮「JRのアプリ」「東急のアプリ」という風に限定感が出てしまっているためだと思われます。たとえ使う人がJRの駅に住んでいたとしても、JR以外の線も使うこともあるし、バスも使うし、つまり「自分の移動全体」をサポートしてくれる一括感みたいなものがないのです。(東急に乗るときだけ東急のアプリ開いて、とかそんな面倒臭いことごめんですよね?)鉄道各社側も多分それを理解しているからこそ、取り急ぎはこういう「連携サービス」で対応しているのだと思います。が、将来的にはJRも都営も私鉄も全社で1つのアプリをリリースできるようにならないと、大きな普及には至らないでしょうね。

ちなみに鉄道業界は、いつだってこういう新しいサービスの先陣を切るのはJRか東急だったりしますよね。次に東京メトロが追いついて、その後に京王、小田急、西武が追いついて、そこまで来てやっと他の私鉄も追随して…みたいな感じでしょうか。各社の公式アプリを見てみても、JRと東急とメトロが連携サービスを始めました。で、京王は連携サービスには入っていないですが、公式アプリは今年の3月にリリースしています。他の鉄道会社はまだですが、電車内の車内ビジョンや駅のデジタルサイネージが普及していった過程と同じように、公式アプリもだんだん普及していくものと思われます。